加納総合病院

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診療科のご案内

脳神経外科

神経内視鏡治療とは?

脳の中に内視鏡(カメラ)を入れて治療する技術が進歩しています。これを「神経内視鏡治療」といい、頭部に開けた1円玉ほどの大きさの穴から治療が可能です。内視鏡はカメラのついた数十センチほどの器械です。狭い穴に通し、体の奥の方で広い視野を得ることができます。治療道具と一緒に用いることで、大きな傷を残すことなく治療できるため、普及しつつあります(図1)。胃カメラや腹腔(ふくくう)鏡を使った手術も「内視鏡治療」です。「神経内視鏡治療」は、その内視鏡を脳や脊髄に応用することで、従来の方法では大掛かりだった手術が負担を軽くしたり、脳神経外科手術でよく用いられる顕微鏡手術を援助することもできます。

神経内視鏡治療の対象となる疾患

  • 脳腫瘍(図2図3)やのう胞(袋状の病気)(図4)の診断と摘出
  • 脳出血の除去(図5)
  • 水頭症の治療(図6)

その他、脊髄や脊椎の手術などに用いられています。

神経内視鏡治療のメリット

以前なら、大きな手術が必要であった、脳深部の病気でも、少ない負担で、有効な診断や治療をうけられるようになりました。
また、魚眼レンズのような拡大した視野が得られるため、手術の補助としても用いらています。

さまざまな神経内視鏡治療の紹介
  1. 脳腫瘍の診断と治療
  2. 水頭症やのう胞性疾患の治療
  3. 脳内血腫の除去
  4. 動脈瘤クリップ後の確認
  5. 蝶形骨洞手術の支援