52419 化学療法室 | 加納総合病院

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化学療法室

化学療法とは抗がん剤を用いてがん治療をする事です。がん治療には、手術・放射線・ホルモン・免疫治療など様々ありますが、化学療法もその一つの治療法です。当院でもがんの患者様には化学療法を積極的に取り入れています。胃がんや大腸がんなど各がん種に応じてガイドラインに従った適正な化学療法を専門医が中心になって行っています。外来で行えるもの、入院が必要なものなど化学療法委員会でそのレジメンを検討し、患者様のQOLを考慮して慎重に施行しています。

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 抗がん剤の投与経路として、血管の中に細い管(カテーテル)を埋め込みます。

 抗がん剤は患者様に応じた適量を計算し薬剤師がクリーンベンチの中でミキシングをします。

切除不能進行再発大腸がんに対する化学療法

当院では複数の抗がん剤や分子標的治療薬を組み合わせた治療法を採用しております。
効果や全身状態をみながら、治療の継続・変更を検討します。
 
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※ クリックすると画像が拡大されます。
 
FOLFOX療法

5-FU+レボホリナート(l-LV)とオキサリブラチン(L-OHP)を組み合わせた化学療法です。

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FOLFIRI療法

5-FU+レボホリナート(l-LV)とイリノテカン(CPT-11)を組み合わせた化学療法です。

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分子標的治療薬 抗VEGF抗体(ベバシズマブ)

ベバシズマブは、血管新生を阻害することで効果を示す治療薬です。他の抗がん剤と併用で投与します。

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オキサリプラチン(L-OHP)ベース、イリノテカン(CPT-11)ベースの副作用
オキサリプラチン(L-OHP)ベースとイリノテカン(CPT-11)ベースでは、副作用が異なります。
薬剤の投与中・投与後にこのような症状を感じたら、すぐ担当医師や看護師、薬剤師などの医療スタッフに連絡してください。
 

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 FOLFOX療法で大腸がん肝転移巣が消失した症例
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 FOLFOX投与前  FOLFOX投与3ヶ月後
79歳男性、大腸がん多発性肝転移の患者様です
腹部CT検査でFOLFOX投与3ヶ月後に多発肝転移(矢印)が著明に縮小しているのがわかります。
 

切除不能進行再発胃がんに対する化学療法

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胃がん化学療法で胃病変が消失した症例
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S-1+シスプラチン投与前 S-1+シスプラチン投与15か月後

78歳女性、ステージⅣの進行胃がんの患者様です。
胃内視鏡検査でS-1+シスプラチン投与15か月後に胃病変が消失しています。