加納総合病院

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部門のご案内

検査科

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部署紹介

当院検査科では、24時間365日体制で対応し 検体検査、生理検査、輸血検査を行っています。また、信頼性のある検査データを出すために、外部精度管理への参加や医療機器の保守点検を行っています。

様々な検査

検体検査

人から採取した血液、尿、便の検査から体の状態を知ることが出来ます。
 血液検査では、AST、ALT、ALP、LDH、アルブミン、ビリルビン等を測定することにより肝機能が、電解質、尿素窒素、クレアチニン等を測定することにより腎機能の評価を行うことができます。
※検査値については、このページの下に用語解説があります。

生理検査

生理機能検査では心電図、ホルター心電図(24時間の心電図を測定、解析)、エルゴメーター負荷試験、超音波検査(腹部、頚動脈、心臓、乳腺、下肢血管等)、呼吸機能検査、脳波、筋電図、血圧脈波検査、SAS簡易検査、体液量測定などを行っています。

血圧脈波検査

 血管の動脈硬化を調べる検査です。
両手、両足首の4ヶ所の血圧を同時に測定するだけで、ほとんど痛みはありません。薄手の服ならそのまま測定することができます。
 この検査では、血管のしなやかさ(血管年齢)と血管の詰まり具合がわかります。

『睡眠時無呼吸症候群(SAS)』の簡易検査

睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Ayndrome)は、気道の閉塞などの原因で、睡眠中に何回も呼吸が止まる(無呼吸)病気です。

このような症状はありませんか?

  • 日中の眠気
  • 大きないびき
  • 起床時の頭痛
  • 熟睡間がない

もし、このような症状があれば医師の診察を受診することをおすすめします。
・上記の症状に加え、高血圧や脳卒中などに循環器疾患や、糖尿病などの合併症を引き起こす事があります。
・そのうえ、日中の眠気のために、交通事故や産業事故などを引き起こす可能性があります。

輸血検査

輸血業務は、血液型検査や血液製剤発注・保管・輸血検査・出庫等一元管理をしています。また、採取された自己血の保管・出庫も行っています。

体液量測定検査

 体の構成する基本成分である体水分、タンパク質、ミネラル、体脂肪を定量的に分析し、栄養状態に問題がないか、体がむくんでいないか、体はバランス良く発達しているかなど人体成分の過不足を評価する検査です。

脳波検査

 脳内で発生する電気活動の頭皮の電極で記録する検査で、脳の機能障害(てんかん、意識障害など)の有無を調べる検査です。

検査を受けたい!と思ったら?

医師の診察を受けていただいてからの検査施行になりますので、各科の受診をご希望下さい。
 どの科を受診したらいいのかわからない時は、受付にお尋ねいただくとこもできます。また、人間ドックなどで検査を希望される場合は、健康管理センターにご相談下さい。

検査値について

AST(Asparatate Aminotransferase)アスパラギン酸アミノ基転移酵素

 ALT(Alanine Aminotransferase)アラニンアミノ基転移酵素
 従来、日本ではASTはGOT、ALTはGPTと呼ばれていました。主に肝細胞の中にある酵素で、肝細胞が障害されたり、破壊されると血液中に漏れ出し上昇します。またASTは心臓や筋肉の病気でも上昇します。

ALP(Alkaline Phosphatase)アルカリホスファターゼ

 体内のほとんどの臓器(おもに肝臓、腸など)に存在する酵素です。肝臓に含まれるALPは胆汁中に排泄されるため、胆汁の流れる経路に異常があると上昇します。

LDH(Lactate Dehydrogenase)乳酸脱水素酵素

 エネルギー代謝に関する酵素で全身の細胞に存在します。
  肝臓・心臓・腎臓・骨格筋などに多く含まれているため、この値が高いと、これらの異常が疑われます。

アルブミン(Albumin)ALB

 血清中のたんぱく質は主として、アルブミンとグロブリンに総称される多数のたんぱく質に分けられます。
  血清中のアルブミンが低いと、肝機能低下が疑われ、腎臓病や栄養不良でも低くなります。

ビリルビン(Bilirubin)

 ビリルビンは、役割を果たし終えた赤血球が壊れ、ヘモグロビンが分解された黄色い色素です。
  胆のうや肝臓の病気、血液疾患で増加し、その結果として黄疸(皮膚が黄色くなる)があらわれてきます。

電解質(Na,K,CI)

 身体のバランスを整えている電解質です。
  Naは主に副腎皮質ホルモンによって調節され、脱水(多汗発熱)時に高値となり、下痢や嘔吐時は低値になる。Kは筋収縮・神経伝達において 重要な役割をしており、特に心筋活動に大切な働きをしています。 Cl は、Na・Kの変化に伴って変動します。

尿素窒素・クレアチニン

どちらも体内でエネルギーとして使われた蛋白の老廃物(燃えカス)で、腎臓でろ過され尿中に排泄されます。
 腎臓の働きが低下したとき、血液中の尿素窒素やクレアチニンが上昇します。