加納総合病院

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検査・健診について

外来のご案内

MRI検査

MRIは、X線検査やCT検査に比べて軟部組織の描出に優れており、脳・関節・脊椎などの評価に有用です。また、脳梗塞の早期診断にも効果的で、血栓溶解療法の適応を判断する際にも役立ちます。

MRIは、体内の水分に含まれる水素原子を利用して画像を作成する検査です。MRI室内では、一定の磁場によって体内の水素原子の向きがそろいます。そこへ斜め方向からエネルギーを加えると、検査中に「トントン」という音が発生し、水素原子の向きが変化します。その後、エネルギーの照射を止めると、水素原子は元の向きに戻ろうとし、その際に放出されるエネルギーを受信コイルで検出して画像化します。組織によって元に戻る速さが異なるため、詳細な画像を作成することができます。

当院のMRI装置は、検査時の騒音を軽減する設計となっています。また、従来のMRI室に多くみられる閉塞感を和らげるため、庭や操作室側に大きな窓を設け、明るく開放感のある検査環境を整えています。さらに、X線血管造影検査とは異なり、MRIでは造影剤を使用せずに血管を描出することが可能です

CT検査

CT検査では、患者さんに検査台へ横になっていただき、身体の周囲をX線管が回転しながら撮影します。身体を透過したX線を検出し、コンピューター処理によって断層画像を作成します。

CTは、臓器や骨などの描出に優れており、3D画像の作成や多方向からの画像表示が可能です。手術計画や患者さんへの説明にも活用されています。また、造影剤を使用することで、血管の描出や病変の性状評価を行うことができます。

当院のCT装置は、最短0.35秒で回転撮影が可能です。心電図と同期させることで、従来はカテーテル検査で行われていた心臓、特に冠動脈の検査にも対応できます。これにより、これまで一泊入院が必要であった検査を、患者さんの状態に応じて約40分で実施できる場合があります。

内視鏡検査

当院では、経口内視鏡検査経鼻内視鏡検査の両方に対応しています。経鼻内視鏡は嘔吐反射が起こりにくく、比較的楽に検査を受けていただきやすい方法です。近年では広く用いられており、経口内視鏡とは異なり、検査中に会話ができる点も特徴です。

末梢神経伝導検査

しびれや筋力低下などの症状が、神経の障害によるものかどうかを調べる検査です。

運動神経伝導速度検査(MCV)

末梢神経の走行に沿って皮膚上の2か所を電気刺激し、筋肉の反応を記録します。2点間の距離を反応時間の差で割ることで、神経の伝わる速さを算出します。

感覚神経伝導速度検査(SCV)

末梢神経を電気刺激し、離れた部位で感覚神経の活動を記録して、神経の伝わる速さを算出します。

伝導速度の低下を確認することで、神経損傷、脱髄性疾患、糖尿病性神経障害などの診断に役立ちます。刺激時にはピリッとした感覚がありますが、痛みを感じにくい場合には、神経障害が進行している可能性もあります。

心電図検査

心電図検査は、胸痛、動悸、息切れなどの症状が心臓に由来するものかどうかを調べるために行います。手首、足首、胸部に電極を装着し、安静時の心臓の電気的な波形を記録します。

不整脈、心肥大、心筋虚血、心筋障害などの発見に役立つ検査です。

肺機能検査

肺機能検査では、1秒間に吐き出せる空気の量である1秒量(FEV1)などを測定し、標準値と比較して呼吸機能を評価します。スパイロメーターを使用し、1秒量と身長などから「肺年齢」を算出します。

検査結果は、COPD(慢性閉塞性肺疾患)の重症度評価などに役立ちます。COPDは主に喫煙が原因となり、咳、痰、息切れなどの症状がゆっくりと進行する病気です。

腹部超音波検査(エコー検査)

腹部超音波検査は、腹痛、黄疸、体重減少、腹部のしこりなどの症状が、腹部の病気によるものかどうかを調べる検査です。

患者さんには仰向けに寝ていただき、腹部を出した状態で検査を行います。腹部にゼリーを塗り、プローブを当てながらリアルタイムで画像を確認します。検査当日の朝は絶食が必要です。

確認できる主な所見には、以下のようなものがあります。

  • 肝臓:肝炎、脂肪肝、腫瘍など
  • 胆のう:胆のう炎、胆石、ポリープなど

頸動脈超音波検査

頸動脈は動脈硬化が起こりやすい血管です。頸動脈超音波検査では、血管の狭窄の程度を評価し、脳卒中の予防に役立てます。

患者さんには仰向けに寝ていただき、首を出した状態で検査を行います。首にゼリーを塗り、プローブを当てながらリアルタイムで画像を確認します。プラークの性状や厚みから狭窄の程度を評価し、カラードプラによって血流の状態や速度を確認します。

やわらかく不安定なプラークは、はがれて血流に乗ることで脳梗塞の原因となることがあります。

骨密度測定

当院では、前腕だけでなく、腰椎や大腿骨の測定にも対応した骨密度測定装置を導入しています。

骨折しやすい部位を詳しく評価できるため、特に高齢の方に多い圧迫骨折や大腿骨頸部骨折のリスク評価に有用です。

骨の強さは、骨密度骨質の両方によって決まります。当院の装置では、これまで血液検査や尿検査で評価されていた骨質の情報も測定できるため、骨粗しょう症の正確な診断と適切な治療方針の検討に役立ちます。