加納総合病院

ハートフルグループ

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センターのご案内

循環器センター

当センターでは種々の循環器内科的疾患に対しあらゆる検査を駆使し、的確な診断に基づいて治療を行っています。検査としてはレントゲン撮影・心電図検査・ホルター心電図検査・エルゴメーター運動負荷試験・心臓エコー検査・頚動脈エコー検査・冠動脈CT検査・脈波検査・MRI等、疾患に応じた検査を行います。

そして薬剤による内科的保存的治療にとどまらず、先進的治療を積極的に行い、患者様のQOLを高めるよう努めています。

冠動脈疾患に対する治療

1)心臓カテーテル検査

 心臓カテーテル検査は、足の付け根、手首、ひじなどにある動脈から、直径2 mm程度の細い管(カテーテル)を心臓の近くまで挿入し、心臓の筋肉に血液を 供給している動脈(冠状動脈)へ造影剤を流して映し出し、狭くなってい るところを評価する検査です。

2)経皮的冠動脈形成術、ステント留置術

 心臓カテーテル検査と同様に直径2mmくらいのカテーテルを手や足の動脈か ら入れ冠動脈の狭くなった部分を風船カテーテルで拡張します。病変の性状によ ってはステント(金属のコイル)を留置し、冠動脈の狭窄部を拡張し、血流を改 善する治療法です。

下肢閉塞性動脈硬化症に対するカテーテル治療

 足の動脈に狭いところがあると、歩行時に下肢の痛みが出現したり、下肢の冷感が出現したりします。そこでカテーテルを手または足の動脈から入れて、冠動脈の治療と同じように風船やステントを用いて狭いところを拡張する治療法です。

不整脈に対する治療

1)頻脈性不整脈に対する治療

高周波カテーテル アブレーション

心房細動や上質性頻拍症などの頻脈性不整脈の治療法で、薬では効果がない場合に行う治療です。
カテーテルを用いて心臓の不整脈の原因となっている部分を電気的に焼灼する治療です。薬による治療よりもはるかに効果的ですが、再発することもあり、その場合、2回行うこともあります。

2)徐脈性不整脈に対する治療

恒久的ペースメーカー植え込み術

当院循環器内科では従来から徐脈性不整脈に対し、恒久的ペースメーカー植え込み術を実施しています。不整脈の種類に応じて心房ペースメーカー、心室ペースメーカー、心房・心室ペースメーカー植え込み術を選択します。これまではペースメーカー植え込み術後はMRI検査が不可とされてきましたが、最近MRI対応ペースメーカーが開発され、新規のペースメーカー植え込み術適応患者様に対してはMRI対応ペースメーカー植え込み術を実施しています。