感染症対策研修を行ないました

2019年10月24日 研修

本日、全職員対象の研修を行ないました。
今回はこれから流行期を迎える感染症の中でも、特にインフルエンザとノロウイルス対策をテーマとしました。

介護保険施設においては、
・高齢者の生活の場であり、かつ集団生活であること
・高齢者自身から症状が訴えられない・典型的な症状が見られないことがある
といったことから、集団発生が起こる危険性があります。

十分な対策を講じても感染が発生する可能性はありますので、発生を速やかに捉え、素早く適切な対応を取ることが大切です。

インフルエンザに関しては、ワクチン接種が有効です。

なかには、「ワクチンを接種したけどインフルエンザにかかった、効かないじゃないか」と言われる方もいらっしゃるかもしれません。
それは、インフルエンザワクチン接種の最も大きな効果は「かからないこと」より「重症化を防ぐこと」にあるからです。

インフルエンザワクチンはウイルスが血中に入った時に働くため、ウイルスの侵入そのものを防ぐことはできず、またウイルスは変異しやすいので、接種した型と流行している型が一致しないとワクチンが効かないことがあります。

しかしながら、ワクチン接種率の低下が死亡率を増加させたことが分かっており、
　厚生労働省ホームページ「インフルエンザＱ＆Ａ」においてもワクチン接種することで
「65歳以上の高齢者福祉施設に入所している高齢者については34～55％の発病を阻止し、82％の死亡を阻止する効果があった」とされています。

当施設においても、入所中の方を対象に、施設内にてインフルエンザワクチン接種を致します。（お住いの市町村や収入によって接種費用が異なります）
10月28日（月）よりお申し込み開始となります。ご希望の方は、ご本人様とご家族様の印鑑をお持ちのうえ、1階事務所にお申し出ください。