北大阪病院

ハートフルグループ

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社会医療法人について

私共、協和会は平成21年1月1日付けをもちまして大阪府知事より大阪府では初の社会医療法人に認定されました。平成21年の幕開けとともに、当会も新しいスタートを切ることになりました。
 これはひとえに、地域の患者様、医療関係の皆様をはじめとする多くの方々からのご支援の賜物であり、深く感謝いたします。ありがとうございました。

 社会医療法人とは、都道府県の医療計画に基づき特に地域で確保することが必要な救急医療等確保事業を担う、公益性の高い医療法人です。財政の悪化から地方自治体は赤字が慢性化した公的病院を支えきれなくなってきており、公的病院に依存してゆくことは困難になりました。また、救急医療が社会的に大きな問題になっている中で、民間病院が救急を大きく支えている現状があります。
 その中で新しい社会医療法人制度は、民間病院を公的病院と対等の位置付けにし、いろいろな優遇措置を与えるかわりに、地域医療や救急医療をしっかりと担わせるという趣旨から誕生したものです。社会医療法人の認定を受けるためには、公的な運営や救急医療実績など非常に高いハードルがありましたが、当会はそれを克服し認定を受けることができました。制度が発足して約2年経過しましたが、社会医療法人に認定された医療法人は全国でまだ約100法人にすぎません。

 当会は社会医療法人協議会幹事として制度の構想段階から発足まで深くかかわってまいりましたので、今後も社会医療法人の拡充にむけて積極的に取り組んでまいりたいと存じます。
 昭和28年8月、加納病院が大阪市の天神六丁目で開業いたしました。その後、昭和45年に「史上最大の都市災害」のひとつとも言われる天六ガス爆発事故が発生しました。前年に救急告知病院の承認を受けるなど、急性期医療を実践してゆく体制を整えていた創業者である加納繁美は、この事故による診療を最前線であたった経験を踏まえ、改めて救急医療の大切さを痛感し、以来病院の経営理念として救急医療に対して積極的に取り組んできました。今回の社会医療法人認定にあたり、認定要件の一つとして救急医療の実績がありました。理念を貫いてきてよかったという想いで一杯です。

 地域に溶け込んだ存在として、24時間、365日、地域の皆様に安心して生活していただけるシステムをご提供したい、どこまでも小回りの利く病院や施設でありたい、と考えて努めてまいりました。現在、協和会グループは総ベッド数661床、総職員数で800名を越える規模に成長いたしました。社会医療法人として民間病院の範たる存在になれるよう、職員一同精一杯頑張ってまいりますので、引き続き暖かいご支援をよろしくお願いいたします。

橋下知事からの認定証

特定・特別医療法人 協和会
理事長 加納 繁照