加納総合病院 詳細に戻る
リハビリテーション科では、患者様に合わせたプログラムを作成し、より質の高いリハビリテーションのご提供を、理学療法士・作業療法士・言語視覚士が協調して行っています。また、リハビリテーション科内での連携のみならず、医師・看護師・管理栄養士・ソーシャルワーカーなどの職種との連携を図り、リハビリテーションを必要とされる全ての患者様に、一貫したリハビリテーションサービスを提供して行く事を目指しています。
 この取り組みのひとつが、リハビリテーションカンファレンスの実施です。各職種間の情報を共有するために、リハビリテーションの目標・具体的な計画・ゴールなどを設定し、患者様に合わせた各職種の関わり方や役割を決定します。また、その決定事項については、リハビリテーション実施計画書として、患者様・ご家族様への説明を行います。
  例えば、当リハビリテーション科は、麻痺や骨折などの後遺症のみでなく、加療に伴う安静で筋力が低下したり、関節が委縮したりといった身体に何らかの障害を持つ患者様にも広く対応致しております。
リハビリ風景  2007年から当院では、脳卒中センターが開設され、24時間体制で発症直後の脳卒中治療を行う事が可能となり、リハビリテーション科がここに深く関わるようになりました。脳卒中の急性期のリハビリテーションの在り方は、患者さんのその後の機能回復に大きく関与しますので、当リハビリテーション科は、発症後から限られた短い期間に集中したリハビリテーション提供を行うようにしています。そうした脳卒中をはじめとする、中枢神経疾患や整形外科疾患を対象として、解剖学・運動学・神経生理学などを採り入れた専門的なリハビリテーションをも提供するために、日々治療と研鑽に励んでいます。

診療日・施療スタッフ
診療日:
平日はもちろん、土・日・祝日も行っています。
※早期退院を可能とするため、在宅での訪問リハビリテーションも行っています。
施療スタッフ:
理学療法士19名、作業療法士7名、言語視覚士3名で構成されています。


リハビリテーションとは
リハビリテーションとは、障害を持つ人達が最適な身体的、感覚的、認知的、社会的機能を改善、維持する過程の事です。当院のリハビリテーション科は、その概念に基づいて医師、理学療法士、作業療法士、言語視覚士で構成され、チームアプローチにて患者様の援助を行っています。主に骨・関節等の整形外科疾患、脳卒中・パーキンソン病などの神経疾患をはじめ、様々な障害(運動機能の障害、日常生活機能の障害、咀嚼・嚥下機能の障害、コミュニケーションの障害等)をもった患者様にマンツーマン治療を行っています。
 入院あるいは、外来の患者様に合わせた援助やセルフケア、家族の協力によって長期にわたる機能改善・維持を見通した個別プログラムを提供しています。

リハビリテーション室の理念
適切で安全なリハビリテーションの提供を目指します。

リハビリテーションの基本方針
1.患者様の主体性に基づく方針決定に努めます。
患者様個人の尊厳と主体性を尊重し、ご家族・地域も含めた充分な情報交換・相互理解に基づいて、共にリハビリテーション・プロセスを作っていきます。
2.日常生活への積極的アプローチに努めます。
日常生活への積極的アプローチにより活動性を向上させ、一層の心身・言語等の機能改善をはかります。
3.厳密なリスク管理に努めます。
患者様の心身・言語等の機能を充分に把握し、適切なプログラムを作ると共に医療事故防止に努めます。
4.専門性を生かしたチームアプローチに努めます。
専門的知識・技術の習得・維持に努めると共に、他部門のスタッフと協力して医療チーム全体として一貫した方針で取り組みます。







認定・免許(各療法室の紹介)
当リハビリテーション科では、2007年10月より、運動期リハビリテーション施設基準1・脳血管疾患等リハビリテーション施設基準1を取得し、より充実したリハビリテーションサービスを提供の予定です。

対象となる疾患について
リハビリ風景脳外科や神経内科と連係し、脳硬塞・脳出血・くも膜下出血などの脳血管障害、脳挫傷や頭蓋内出血などの中枢性疾患、パーキンソン病・脊椎小脳変性症などの神経変性疾患に対応しています。
 整形外科との連携においては、各部の骨折や切断・椎間板ヘルニア・脊椎損傷・変形性関節症、その他、種々の抹消神経損傷などにも対応し、手術が必要な患者様には術前よりリハビリテーションを行い、治療効果の向上につながっています。
 呼吸器や循環器内科などに入院される方々においては、治療にともない安静臥床などによる関節拘縮や嚥下障害などの廃用症候群が起こる事も多々あり、その予防や治療にも力を入れています。
 療養病棟では、患者様に残された貴重な時間の中で、その方に相応しい生活の質の改善に向けたリハビリテーションを提供していいます。常に患者様を生活の主体者として、総体で捉え、広い視野からのチームアプローチを行うようにしています。

各療法分野と各職種のご紹介
.
. ◎理学療法
理学療法は、マットや平行棒、肋木や階段などを使用して、寝返りや起き上がり、座位や歩行などといった基本動作の訓練を早期より開始しています。また、筋電計や重心計・歩行分析機などを用いた応用動作の訓練なども取り入れています。必要な患者様には温熱療法・低周波療法・牽引療法などの各種の物理療法などを用いながら、痛みの軽減や緊張の緩和を行い、治癒の促進をはかっています。
 その他、切断や麻痺のある患者様に対しては、義肢や装具の適応を検討し、必要な場合にはその作成を行います。
 以上のような各種の運動療法を行いながら、日常生活動作の自立と社会復帰に向けた個別の訓練プログラムを立て、患者様の自立支援を促しています。
.
.

.
. ◎PT(理学療法士)
入院中から運動療法による筋力・可動域・協調性・歩行能力といった心身機能の回復を支援すると共に退院後の生活を想定し、ご家族と共に準備を進めます。
.
.

.
. ◎作業療法
作業療法では、脳卒中や脳挫傷、脊椎損傷や手の外傷などによる上肢や手指の機能障害のみだけでなく、失行や失認などといった高次脳機能障害などにも対応しています。洗面・入浴・トイレなど基本的な日常訓練から洗濯や掃除、調理などといった家事動作の訓練に関わっていきます。手芸や木工など、各種の作業を通じて精神的・身体的な機能の改善を目指す事や、自助具の作成などにより患者様の日常生活を支援するといったところは、作業療法の専門分野です。
.
.

.
. ◎OT(作業療法士)
入院患者様の練習は主に病棟で行い、日常生活活動(食事・着替え・歯磨き等の動作)を患者様の身体機能に合わせて練習し、自立のお手伝いをします。また、外来では、骨折・腱損傷等の患者様に対し、関節可動域練習、筋力向上練習、巧緻性向上の訓練を行うと同時に、自宅での自主練習メニューを患者様と一緒に考えます。
.
.

.
. ◎言語聴覚療法
言語聴覚療法は、失語症や構音障害に対する言語療法、嚥下障害に対する摂食機能療法(嚥下訓練)を行います。また、知的障害や高次脳機能障害に対する評価等も行います。患者様のコミュニケーション能力の改善をはかりながら、社会復帰に向けて支援します。また、嚥下障害に対しては、安全に口から食べられる様になる事を目指して摂食機能療法を行い、安全な食事内容などについて検討します。
.
.

.
. ◎ST(言語療法士)
失語症やその他の高次脳機能障害などによって、日常生活に支障をきたし、お困りの方に言語聴覚士が、個別で訓練を行っています。また、摂食・嚥下障害(飲み込み難くなること)に対して嚥下造影検査(造影剤の入った食品を食べている状態をレントゲン透視下で撮影し、飲み込み難さの原因がどこにあるのかを見て、個々に合った食物の性状や食事摂取時の姿勢などの検討をすること)を用いながら評価を行い、対処方法を指導します。
.
.

| | | | | | | |
All Rights Reserved. Copyright Heartfull Group.2003.