内科的疾患の全般を担っています。誤嚥性肺炎は平均年齢が87歳と高齢の患者の治療を行っています。

心臓疾患の患者を主に担当している循環器科では、狭心症診断を行うための心臓カテーテル検査や経皮的冠動脈ステント留置術を行っています。

外科では主に胃癌、大腸癌などの悪性腫瘍に対する集学的治療（手術療法、化学療法など）を行っています。
良性疾患では、虫垂炎、胆石症、鼡径ヘルニアなどの手術を行っています。

整形外科の入院患者の特徴は高齢者の大腿骨近位端骨折や脊椎椎体骨折等の骨脆弱性骨折が多くなっています。

脳神経外科では脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの脳卒中、頭部外傷などの救急疾患に加え、脳卒中予防のための頚動脈狭窄や未破裂脳動脈瘤を有する患者様への治療も積極的に行っております。最近では、認知症の進行を遅らせるための点滴治療や正常圧水頭症の手術も行っております。
急性期の治療後は同一施設内の回復期リハビリテーション病棟に転棟しリハビリが継続可能です。

※患者数には急性期病棟から回復期リハビリテーション病棟に移り退院した患者数は含まれておりません。

眼科の入院はほぼ手術目的です。眼科で最も多いのは白内障手術目的での入院となります。

救急患者の初期対応をし、適切な治療へつなぎます。
重症患者についてはハイケアユニットにて状態安定するまで全身管理を行います。

内科では大腸ポリープや大腸腫瘍に対する内視鏡的ポリープ・粘膜切除術を最も多く行っています。
また、胆管炎や胆嚢炎の患者に対し、胆汁の流れをよくする内視鏡的胆道ステント留置術や乳頭切開術を行っています。

狭心症、心筋梗塞の患者へ経皮的冠動脈ステント留置術や経皮的冠動脈形成術といった心臓カテーテル治療を行っています。
また徐脈性不整脈や心不全に対して行うペースメーカーの移植術や頻脈性不整脈に対して、アブレーションも行っています。

高齢者の骨脆弱性骨折に対する手術が増加しています。
大腿骨近位部骨折に対しては受傷後48時間以内に手術加療するようにしています。
当院は総合病院であるため万一の種々の合併症に対してでも治療可能です。
また術後に同一施設内の回復期病棟で、受傷前のADLにほぼ回復するまで治療をうけていただける体制を整えています。

急性期脳梗塞におけるカテーテル治療（経皮的脳血栓回収術）を行っています。
また、頚動脈狭窄や脳動脈瘤の治療においては、カテーテル治療だけでなく、クリッピング術や頚動脈内膜剥離術（CEA）といった直達手術も施行可能となっております。
脳出血の治療においては、従来の開頭手術に加えてナビゲーションシステムや神経内視鏡を用いた、より低侵襲な治療方法も用いております。

眼科では白内障に対する手術である水晶体再建術が大部分を占めています。
次いで硝子体茎顕微鏡下離断術で、網膜前膜、黄斑円孔などの網膜硝子体に対する手術です。
上記の白内障手術と硝子体手術を同時に行うこともあります。